「日本橋」と聞いて、何をイメージされますか?
日本橋はズバリ橋でもあり、その橋を中心とした町(地域)でもあります。
慶長8年(1603)、徳川家康により最初の日本橋が架けられました。
翌慶長9年には、五街道(東海道、中山道、甲州街道、奥州街道、日光街道)の起点に定められ、江戸市中ひいては日本中で一番の繁華街として発展してゆきます。
日本橋の繁栄ぶりを表す「日千両」という言葉があります。一日に千両のお金が落ちる町、という意味で使われます。
日本橋には官許の芝居小屋があり、吉原があり、魚河岸があり、それをとりまく商人やプロデューサー、芸術家らが集まりました。
つまり、人、モノ、情報がここ日本橋に集まり、一大マーケット(市場)を形成していたのです。日本橋には衣食住を豊かに彩る、さまざまな江戸文化が生まれ熟成してゆきました。
そんな日本橋の魅力を伝える、日本橋に特化した、正真正銘日本橋のタウン誌として誕生したのが「月刊日本橋」です。
創刊は昭和54年(1979)と、日本橋地域の情報を伝える現存の媒体としては、おかげさまで最長老となりました。
また創刊以来、日本橋の皆様のご協力を得て、日本橋に息づく歴史や文化を丁寧に取材してまいりました。
初出記事が多いのも、月刊日本橋の自慢の一つです。
手軽に読める情報紙やフリーペーパーも良いものですが、
「月刊日本橋」はあくまで「タウン誌」として、じっくりと読める古今の話題をお届けしております。
※第6回「NTTタウン誌フェスティバル」大賞受賞(平成2年)
第12回「NTTタウン誌フェスティバル」特別顕彰受賞(平成9年)