月刊『日本橋』 2024年10月号 No.546

特集 日本橋と江戸三座

江戸歌舞伎が始まって400年。「中村座」「市村座」「森田座」は江戸奉行所に興行を許された歌舞伎の芝居小屋として「江戸三座」と呼ばれた。今号では、その歴史と、現代の江戸歌舞伎の世界で活躍する人たちを紹介する。

●ぜひ本誌をお手に取ってご覧ください!

【10月号連載】人物語 第367回 宮田 肇さん

 

眉の上がった勇壮な、目尻の紅が可憐な町娘、顔中皺だらけの恐ろしい妖怪……日本舞踊において重要な要素の一つが、顔の化粧。手に馴染んだ道具を使い、舞台の出演者をみるみるうちに物語の登場人物に変身させるのが、顔師・宮田肇さんだ。顔師はもともと歌舞伎役者の副業だったが、戦後日本舞踊が盛んになると役者を辞めて専業にしたことで生まれた職業。宮田さんもかつては歌舞伎役者——ではなく、顔師業とともに会社員として定年まで勤め上げた、いわば″二刀流〟なのである。……(続きは本誌で!)

【今月の表紙】
水森亜土作「パラパラパラリン」2024年制作

【10月号連載】長寿庵 舞茸きつねせいろ

そば好きが待ち焦がれた季節が到来。新そば収穫の便りが各地より続々と届いている今、香り高い新そばをズズっ! とすすり、訪れた秋の実感を深めたい。その願いを叶える場所を探しているなら、いざ茅場町へ。明治40年(1907)創業、〈かやば町 長寿庵〉の新そばは、北海道産と茨城産のブレンド。

続きは本誌で!)

 

【10月号連載】シンボーの日々是好日 第296回

ネットで「インタビューに応じる森泉さんの顔が、途中から阿部寛さんの顔に入れ替る」っていう動画が流れていて、これの仕上がりがすばらしくいい。

もともと、阿部寛さんと森泉さんが似てるというのは、この二人に顔つきの似ている、ものまね芸人の都留拓也さんがネタにしていることで知られていました。

リアリズムでは、二人の写真を並列して「顔面相似形」ぶりをたのしむってレベルだったものが、ネットでタダで見られる動画が出回っている。

(続きは本誌で!)