月刊『日本橋』 2024年5月号 No.541
特集 高札場廃止から150年 日本橋の高札場
明治7年(1874)、明治新政府は「高札場」を廃止した。
新聞もテレビもインターネットもない時代に、幕府が庶民に法令を告知するための手段だった。全国に数多く設置された高札場の中でも重要だったのが、日本橋の南詰にあった高札場である。
江戸開府からほどなくして設置された日本橋の高札場は、果たしてどんなものだったのだろうか。
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【5月号連載】人物語 第362回 金林健史さん
雛人形に五月人形。親が子の健やかな成長を願うための贈り物を、280年の歴史を持つ伝統工芸「木目込み人形」の技術を持って製造・販売するのは株式会社真多呂人形の代表取締役・金林健史さん。伝統工芸士でもあり、人形作りと経営の〝二足のわらじ〟で会社を切り盛りする。木目込み人形の始まりは京都・上賀茂神社。当時、神社に仕えていたものが趣味で製作した人形が始まりとされ、明治以降、技法に改良を加えたものが現代に伝承されている。真多呂人形は東京に技法を持ち帰った人形師の息子に師事した初代金林真多呂が大正8年(1919)に創業した。健史さんは3代目であり上賀茂神社から木目込み人形の正統伝承者として、唯一の認定を受けている。
……(続きは本誌で!)
【今月の表紙】
水森亜土作「青い空気」2024年制作
【5月号連載】Café&Connect
オフィスビルに囲まれた本町三丁目の一角で、快適なモバイルワークの設備と本格コーヒーを提供する 。神田に製造工場を置く系列ベーカリー の素材にこだわったパンも販売する中で、おいしさの幅を知ってほしいと考案したのが、〈餡バタートースト〉。サクッ、フワッ、と幸せな音を立てるトーストがさらなる進化を遂げた、極上の和スイーツだ。(続きは本誌で!)
【5月号連載】シンボーの日々是好日 第291回
「ねえ、ねえ、しんちゃん」
とヤジウマのツマが言った。
「一平さんは大谷くんのお金、最初6億8千万円ちょろまかしたって言ってたけど、ホントは24億5千万円だったらしいよ」
「ふーん」
「アレ? ふーんてさァ、しんちゃん6億っつった時、すんごいフンガイしてたじゃない。とーーんでもないヤツだな一平! って」
「うん、そうだけどさ、なんか24億とかってなると、もうワカンナイから。だいたいお金の話って、ちょっと考えるとワカンナクなる」
(続きは本誌で!)