月刊『日本橋』 2021年5月号 No.505
特集 明治の浮世絵と現在
江戸時代に華やかな隆盛をみせた浮世絵は、明治に入ると衰退の一途をたどる——そういうイメージを持っている人は少なくないだろう。多くの庶民に親しまれ、数えきれぬほどの作品が世に出たものの、今や日本の伝統を象徴する一つとなって久しい。しかし、実は、明治期は浮世絵にとって新たな展開を見せた重要な時代であった。
そして、時代は令和へ——。
●ぜひ本誌も手に取ってご覧ください!
おうちの日本橋かわらばんオープン!
【今月の表紙】楊洲周延(1838〜1912)『幼稚苑 鯉とと』大判 明治36(1903)松木平吉版
【5月号連載】人物語 第326回 神谷晴江さん
江戸時代より水運の要所であった日本橋茅場町。その町で生まれ育ち、水辺にゆかりある水上スキーという競技人生を歩んできたのは果たして偶然か必然か——。2018年に世界シニア選手権大会のジャンプ種目で、東洋人初の世界チャンピオンに輝いたのは神谷晴江さん。茅場町一丁目町会の青年部長、明徳稲荷神社の役員などを兼任し、今日まで水上スキーの世界だけでなく、茅場町界隈でも活躍の場を広げてきた。……(続きは本誌で!)
【5月号連載】三重テラス
5月は新茶の季節。濃緑の豊かな山々と清らかな河川に囲まれ、鮮やかに広がる茶畑から、一つ、また一つと茶葉が摘まれていく。かつて江戸の人々が憧れた旅路をたどった先、伊勢神宮に最も近い茶の産地、三重県度会町。そこで生産されている〈中森製茶 伊勢茶 特選〉は、2016年に伊勢市で開催されたG7伊勢志摩サミットでも振る舞われた「二重被覆栽培」を用いた「かぶせ茶」だ。……(続きは本誌で!)
【5月号連載】シンボーの日々是好日 第255回
先日、手術をした。狭心症の疑いをかけられて、久しくニトログリセリンだの、アスピリンだのを、胸が痛くなったりすると飲んでいたが、近ごろ、突然、動悸が激しくなったりする発作が続いた。
自慢じゃないが、救急車で三度も運ばれた。っていうか三回も電話で救急車を呼んで病院に連れていっていただいだ。
ところが、申し訳ないことに、病院につくと、心臓が安心するのか、通常の鼓動になってしまうのである。結局、何かの点滴をされて、夜中ちかくに家に帰ってくる。っていうのをくり返していた。
コロナで有名になったパルスオキシメーターっていう、小さな器械があるんだけど、これで測ると発作時には脈拍が一分間に150も打っている。
(続きは本誌で!)