月刊『日本橋』 2017年9月号 No.461
【今月の表紙】子供遊 土蔵之上棟 大判三枚続の内右二枚
【9月号連載】人物語 第282回 北村英一さん
一日平均18万人以上の利用者が行き交う都内屈指の賑やかな駅、日本橋駅。老舗巡りへと街に繰り出す人もいれば、商談に急ぐ会社員、駅員に行き先を尋ねる観光客の姿と、日々様々な目的が交差する。その中心で、乗客一人一人が安心して地下鉄を利用できるよう指揮を執るのは、今年4月に東京メトロ・日本橋駅務管区長(以下駅長)に就任した北村英一氏。勤続35年目、地下鉄のエキスパートだ。(続きは本誌でお楽しみください!)
【9月号連載】イル プロフーモ
透き通るような小田原産のヒラメが、風味豊かなサラダの上に横たわる。レモンとライムのほのかな酸味に包まれ、オリーブオイルのソースを絡めてサラダとともに口に運べば、むっちりとした身の甘さが、うまみとなって広がっていく。余計な味付けをせずシンプルでありながらも、奥深い。小さなカボチャのようなコリンキーで食感を、甘酸っぱいフランボワーズのソース、コクのあるバルサミコ酢のソースで味の変化を楽しむ。すでに満足感さえ顔を出しているが……(続きは本誌で!)
【9月号連載】シンボーの日々是好日 第211回 南伸坊
六月の末に私は七〇歳になった。八月の末、ツマは六〇歳になることになっている(ほぼ確実)。
つまり、ワレワレは古稀と還暦のコンビということになる。
「コキでーす」
「カンレキでーす」
「ミナミハルオでございます」
っていっても、わかんないだろーなァ、イエィっていっても、わかんないだろーなあ。
先日、NHKの「サタデーエッセイ」っていう、ラジオ体操の直後の番組で、桜井長一郎がわかんないといけないと思って、琴の音と、山本富士子と長谷川一夫のモノマネまでしてしまったが、よく考えたら、あの時間帯は、早起きの人々の聴いている番組で、無用な配慮だったかもしれない。
……(続きは本誌で!)