月刊『日本橋』 2021年8月号 No.508
特集 按針の足跡 逸見を訪ねて
日本橋にも屋敷を構えたという三浦按針ことウィリアム・アダムズ。
イギリス人である彼が日本の歴史上で唯一外国人領主となったのが、相模国三浦郡逸見村。
今回は按針の足跡をたどり、菩提寺である浄土寺の協力のもと、神奈川県横須賀市逸見となったその地を訪ねた。
●ぜひ本誌も手に取ってご覧ください!
おうちの日本橋かわらばんオープン!
【今月の表紙】宮川春汀(1873〜1914)こども遊び ほたる狩り 大判 明治31年(1898)発行
松木平吉版
【8月号連載】人物語 第329回 逸見道郎さん
神奈川県横須賀市で800年の歴史をもつ濤江山浄土寺。第三十世住職・逸見道郎さんは、平成19年、『青い目のサムライ 按針に会いに』を刊行して以降、三浦按針ことウィリアム・アダムズの功績を広く知ってもらうべく発信を続けてきた。しかし、実は長い間三浦按針という存在に「蓋をしていた」という。……(続きは本誌で!)
【8月号連載】すず航 天ぷら
ジメッとした梅雨が明け、いよいよ冷えた ビールで揚げたての天ぷらを流し込むには 最高の時期が到来。綿実油に胡麻油を香り 付けに足した揚げ油の中で、すず航の天ぷ らはピチピチッと小気味いい音を奏で軽やか に揚がる。通年人気の大ぶりで肉厚の椎茸 は、まずは高温で衣はサクッと。次に火の加 減を弱めてじっくりと蒸すように身の中に火を 通していく。……(続きは本誌で!)
【8月号連載】シンボーの日々是好日 第258回
「泰山、鳴動して……」
とツマが言いかけたので、なんのことかと思えば、朝からおなかがゴロゴロ盛大に鳴るので、さぞかし立派な結果が出てくるかと思えば口ほどにもない。これっぱかりなものだった。ということなのだった。
「泰山鳴動して鼠一匹」
このことわざは、騒ぎのわりに、結果がちっぽけであること。とことわざ辞典とかに載っているから、用法として、まちがってはいない。
そもそも、泰山ではどんなことが起きたのだろうか? とギモンに思って調べてみると、このことわざ自体がもともと、なんだかわけのわからないものなのだったと判明した。
(続きは本誌で!)