月刊『日本橋』 2020年7月号 No.495
特集 東京の農業と江戸東京野菜
さて、ここはどこでしょう?
実は現代の都内の住宅地の奥にある畑なんです。
今月の特集は、江戸東京野菜、そして東京の農業の今をお届けします。
●ぜひ本誌も手に取ってご覧ください!
おうちの日本橋かわらばんオープン!
【今月の表紙】御祭礼(仮題) 中判 弘化2年(1845)頃 布吉版
【7月号連載】人物語 第316回 福島秀史さん
日本人の食が急速に欧米化へと進んだ戦後。諸外国からの輸入食材に頼り、今や日本の食料自給率は4割と低水準に落ち込んでいる。農業者に憧れて若手が新規就農を目指すも、その道は想像以上に厳しい。「500万円貯めてスタートしても、軽トラ、農耕機、資材などであっという間に手元のお金はなくなります。2、3年で補助金が終わると、その時点でみんな続けられなくなってしまうんです。だから今の農業者の平均年齢は65歳。こんな業界ほかにないですよね」。八王子市で江戸東京野菜を始めとする固定種(在来種)の野菜や果物を無農薬で栽培している福島秀史さんは、日本の新たな農業のあり方を模索してきた農業者の一人だ。……(続きは本誌で!)
【7月号連載】せいとう本店
おすすめのミディアムレアで焼かれた熟成黒毛和牛のサーロインステーキは、表面はこんがり、程よい赤みを残した身は柔らか。上質な脂が満遍なく広がっている。牛肉の甘みを絶妙に引き出すフランス西海岸ブルターニュ地方ゲランドの塩で芳醇さを楽しんだら、フライドガーリック、マスタード、わさびしょうゆをアクセントに。くれぐれもつけすぎ注意。この肉の味を隠してしまうのはもったいない。……(続きは本誌で!)
【7月号連載】シンボーの日々是好日 第245回 南伸坊
コロナ、コロナで、もうすでに半年過ぎた。実際には私自身の生活の仕方には、特別激変したところはないんだけど、まわりは違うし、やっぱりいつもの年とはどこか違っているんだろう。
外出禁止だったわけじゃないけど、そういや外食をあんまりしてなかったな、というんで、おそば屋さんに呑みがてら、おそばを食べにいくと、いつも、満員で大忙しのお店が、私とツマの二人きりが客だった。……(続きは本誌で!)