月刊『日本橋』 2020年6月号 No.494
特集 日本橋のランチ
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、日本橋でも各店臨時休業や営業時間短縮など対応策を講じています。
緊急事態宣言が解除となってもすぐに以前の通りとはいきませんが、お出かけできるようになった暁には、こちらをご参考ください。
また、テイクアウトや出前の情報もかわらばんでご紹介しています。
WEBサイトもスタートしていますので、あわせてご覧ください!
●ぜひ本誌も手に取ってご覧ください!
おうちの日本橋かわらばんオープン!
【今月の表紙】御祭礼(仮題) 中判 弘化2年(1845)頃 布吉版
【6月号連載】人物語 第315回 髙木かつ代さん
江戸時代より魚河岸を中心に商業のまちとして栄えた日本橋。旦那衆はその財を、職人や芸者、役者に投じ、今日に伝わる文化を支えてきた。一方で、魚河岸や吉原の旦那衆が生み育てた河東節をはじめ、常磐津、小唄、長唄、日本舞踊に三味線−いわゆる芸事の嗜みも、文化継承のひとつだった。現在でも、毎年昭和の日に三越劇場で開催されている「日本橋くらま会」では、日本橋の旦那衆が日々研鑽を重ねた芸を思い思いに披露している。(今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止)
旦那衆から「師匠」と呼ばれ親しまれているのが、髙木かつ代さん。日本橋で小唄を教えて35年になる。……(続きは本誌で!)
【6月号連載】梅花亭 三笠山
鮮 や か な 木 々 の 緑 に 気 力 が 満 ち る 初 夏 。 清々しい新茶とともにこの季節を楽しむには 梅花亭の〈三笠山〉がぴったり。時の外務 大臣大隈重信公に、菓子の欧風化に抗して 和菓子を進歩させよと命じられ、奈良の若 草山を想って創作された三笠山。一見小さ な二口サイズのどら焼きのようだが中身はま ったくの別物。卵、小麦粉、水飴、ハチミ ツなど、昔と変わらない素朴な材料を用いて タネを作り、銅板の型に流し込む。ここで三 笠山ならではの特徴となるのが、青えんどう を漉したうぐいす餡。生地と生地の間に挟 み、職人が加減を見ながらじっくりと時間を かけて焼き上げていく。……(続きは本誌で!)
【6月号連載】シンボーの日々是好日 第244回 南伸坊
新型コロナウイルスの影響で、なんだか顔が大きくなった気がする。と私がいうと、ツマは
「前から……」
と言った。まァ、私は「新型コロナウイルスの影響で」というフレーズをつかってみたかっただけだ。
新型コロナウイルスの影響で、なんだか、〆切の催促がゆるやかになったようで、有難い。
……(続きは本誌で!)