月刊『日本橋』 2018年11月号 No.475

秋の恒例「川柳大会」。今年も日本全国から約2500の句が寄せられました。それぞれのイメージで日本橋を詠んだ句、明るいニュースや時事問題、流行ネタ……世相と呼応した、いずれ劣らぬ秀作・力作!選者はおなじみ、昨年名跡を継いだ尾藤川柳さん。果たして今年の受賞作はどんな句なのでしょうか! そして、みなさんの心を打つ作品ははたして!?

●特集はまだまだ続きます。ぜひ本誌を手に取ってご覧ください!

【今月の表紙】 養老滝五郎 剣の刃渡り 大判  弘化3 年(1846) 加賀屋安兵衛版

【11月号連載】人物語 第296回 森俊昭さん

 熟練した職人の技巧により、豊かな風土と暮らしが美しさと共に肌に伝わってくる伝統工芸品は、現在、経済産業省が指定するだけで230品目にも及ぶ。中でも江戸鼈甲は400年以上に渡り琥珀の奥深い艶と色合いで、数々の小間物やアクセサリーを美しく引き立ててきた。「鼈甲は熱を加えると柔らかくなるのが特徴なんです。変形自在なので奥深くて面白いですよ」と、鼈甲で携帯ケースまで作ってしまうのは鼈甲職人の森俊昭さん。……((続きは本誌で!)

【11月号連載】有便堂 こぶろしき

 

 

薄桃色の布地に、色も形も彩り豊かな模様が咲いている。有便堂のオリジナル〈こぶろしき〉。江戸を感じさせる落ち着いた色が並んでいるかと思いきや、鮮やかなピンクもあり、和モダンなデザインだ。模様を構成するのは、四つ折りにした和紙を切り、広げた形を意匠化した〝切り絵〟。出現する形に同じものは一つとしてない。……(続きは本誌で!)

【11月号連載】シンボーの日々是好日 第225回 南伸坊

ツマが風邪ひいて、一日家にいる。今日はそろそろ終いにして、帰ろう! と思って電話してみた。

「どんなぐあい」

「うん、まァセキは出るけど、風邪だから……」

風邪をひいても、じっとしてるのはニガテだから、くろちゃんとも遊んだし、ゲンバも見てたよ。ゲンバは、我家のあるマンションの隣、木造の一軒家が解体中なのだ。先月も道をはさんだ向いの家が解体されて更地になってる。……(続きは本誌で!)

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