月刊『日本橋』 2016年7月号 No.447

特集 日本橋でランチ

名店ぞろいの日本橋で、ランチはいかが。これを見れば、今日も明日もあさっても、日本橋でいろんな味が楽しめますよ!

 

●特集はまだまだ続きます。ぜひ本誌を手に取ってご覧ください!

【今月の表紙】

御例祭 中判 弘化2年(1845)布吉版 

【7月号連載】人物語 第268回 横内正さん

イギリスの偉大な劇作家ウィリアム・シェイクスピアの名作『リア王』。今も愛される作品群の中でも、四大悲劇の一つとして、多く上演されてきた。日本橋でも今年8月10日〜14日にかけて、シェイクスピア没後400年記念公演として三越劇場での上演が決定。溺愛する娘たちの裏切りに怒り苦悩するリア王は、横内正さんが演じる。企画から台本づくりまで、すべてを自ら監修し、「これから始まる稽古の中で、独自のリア王を完成させます」と、意気込みは充分だ。

(続きは本誌でお楽しみください!)

【7月号連載】村田眼鏡舗

創業から400年、村田眼鏡舗の長い歴史の始まりは、元和元年(1615年)にまで遡る。京都御所に鏡を納めていた鏡師が幕府に請われて江戸へ下り、文久2年(1862)に第14代将軍・徳川家茂と和宮の婚儀の際に鏡を納めるまで幕府の御用鏡師として代々仕えた。  その後、眼鏡作りの技術を習得した11代目・村田長兵衛が、明治5年(1872)に日本橋室町に日本初の眼鏡専門店を開店。初代内閣総理大臣・伊藤博文を始め、夏目漱石や島崎藤村など、そうそうたる人物が店に足を運んだという。今や大量生産された格安の眼鏡が溢れている時代、耐久性、柔軟性、弾力性、加工性の全てをクリアした眼鏡は数少ない。その中で村田眼鏡舗のSPMかまぼこ(118800円)やSPM丸(49680円)は稀少な存在だ。

(続きは本誌で!)

【7月号連載】シンボーの日々是好日 第197回 南伸坊

一番最近、映画に行ったのいつだったろう?  なんていう映画だったのか、誰が監督で誰が主演だったのか、ぜんぜん忘れてるのに、場内が暗くなって、予告編や、映画ドロボーの踊りや、避難経路の説明とかしてる間、ずーっとカサコソ、ガサガサ、ゴソゴソ、食べものの袋を、さわってるおばさんがいたことは、はっきり覚えているのである。

「いまはよろしい。ほんとはいまもやだけど、いまはよろしい。映画ホンペンが始まったら、ただちにやめてもらいますよ」

とピシャリと言ってくれる人はいないかな、と思うけどいません。カサカサ、コソガサ、ガサガサ、とかやってない人は、たいがい同じことを考えてるだろうなと思うけど、ピシャリと言う人はいない。

 

……(続きは本誌で!)